2008年12月1日月曜日

作文

兄から分厚い封筒が届いた。開けてみると、去年亡くなった母が後生大事に持っていた私と姉の小学校の頃の作文だった。これは私の小学2年の時のもの。本当に一昔前の代物だ。作文は小学校の頃は好きだった。たくさん丸がついているけど、随分甘い評価だなと思う。自分の経験や感情を語るのはよかったのだが、中学になり、映画の感想や見学したものを客観的に書くことになって、好きでなくなったのを覚えている。

(クロベー。
とんちゃんが六年生のときの夏にかわいい小犬をもらってきてくれた。かわいい犬です。まだ目が油色をしていてあるくのにもようようです。ごはんはおこ皿にはんぶんもたべないうちにもうよたよたです。そうしてわたくしがよつんばいになってはしるといっしょうけんめいわたくしのあとをついてきてとてもかわいい犬だった。)

この犬は随分たってから父が病気になったときか、亡くなったときに親が始末した。そのとき、おばあちゃんが私を慰めるために、『またきっと新しい飼い主にもらわれていくんだよ』と言った。私はなんとなく犬の運命が分かっていたので、そんなことを言うおばあちゃんにひどく腹を立てたのを思い出した。そして私も子どもなりに一生懸命生きていたんだなあ、と不思議な気持ちになった。

2 件のコメント:

加代子 さんのコメント...

おはようございます!

お母さまは ちゃんと取って置いて下さったのですね。
子供の頃の作文を読むって タイムスリップした感じでしょう。
うちの母は何でも捨てる人でして・・・
私の小さい頃の物はネズミが荒らしたとかで
全部捨てられました・・・
お気に入りが沢山あったのですよ。

SoS さんのコメント...

加代子さん。
私の場合もそんなにいっぱいあるわけじゃないんですよ。
でも読んでいると、いろんなことを感覚的に思い出して(光の感じとか臭いとか感情)、とても不思議でした。