2008年6月29日日曜日

はじめまして

古楽に関する情報(特にスウェーデンから)のページです。
これからいろいろ書いていきますね。















先ず。

昨日と今日、スウェーデンは西海岸。ステンウングスンドというコミューンが主催の音楽フェスティバルに行きました。

昨日は「納屋からお城まで」というコンサート。西海岸の諸島のひとつ。ショーン島にある海辺の教会で行われました。素晴らしいお天気で、北欧の澄んだ空気を堪能。出演者はトールビヨルン・ネスボム(ニッケルハルパ)とアンドレアス・エードルンド(チェンバロ)でした。チェンバロはご存知の方も多いと思います。ニッケルハルパはスウェーデンの国民楽器とも言われる民族楽器で、バイオリンのネックのところに牙がいっぱい生えているような不思議な概観の楽器です(写真をご覧ください)。この民族楽器ニッケルハルパとバロック時代の宮廷の楽器チェンバロのドッキングが音色といい、曲目といいなんとも上手く合うのです。

曲目はスウェーデン民謡や大バッハの息子、カール・フィリップ・エマニュエル・バッハのソナタ、マラン・マレーのフォリア変奏曲、カール・ヘルミシュ・ローマン(スウェーデン、音楽の父といわれる)のソナタなどバロックでした。
この二人は2年前に私の会社でCDを発売しています。また、去年の10月には日本に演奏旅行に行きました。詳細は

http://www.mrcd.nu/jap/index.shtml の「いろいろと」をご覧ください。

そして、今日は同じステンウングスンドの別の小さな教会でやはり古楽。「王様の楽しみ」という題でデンマークのクリスチャン4世(1577-1648)の時代の音楽です。スコーネの古楽グループと西海岸ヴァーラという町のヴォーカル・グループでした。
曲目はガブリエル、ジョン・ダウランド、ウイリアム・ブレイド、ミカエル・プレトリウスなど、よく知られた名前とデンマークのあまり知られていない作曲家の作品でした。ヴァイオリン、ガンバ、リュート、トロンボーン、ドゥルツィアン等初期バロックの楽器とヴォーカリスト4名でした。とても楽しい素晴らしい演奏でした。

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